ハイバイのワークショップ | ||||||||||||||||||
ハイバイではいっつも「あんまり台本通りの言葉言わないで」と俳優にお願いします。
これ、大抵は「台詞は一言一句変えないで覚えて言う」ことが常識と言われるお芝居の世界では珍しいようですが、僕はそこはちょっと違う感じです。
僕は台本を書いていますが、決して俳優さんに「この台詞を間違わずに言って欲しい」と思って書いているのではなく、「こういうことを言う体や心の状況を作って欲しい」と思って書いています。
なので台詞に関しては、「何を言うか」ではなく「どんな風に言うか」が大事だと思っています。
なので、このワークショップでは、台本はほとんど使わないで、状況だけみんなに渡して、自分だったらどうするか、をやってみてもらうものになります。 岩井秀人
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講師/岩井秀人 劇作家・演出家・俳優。1974年生まれ。東京都小金井市出身。2003年、ハイバイを結成し、全ての作品で作と演出を行う。2007年より青年団演出部に所属。自身の16歳から20歳まで引きこもりだったシリアスで個人的な体験を、演劇という装置で濾過して“生々しいけど笑えるコメディ”に変換し人気を博す。 テレビドラマ脚本『生むと生まれる それからのこと』(NHK BS プレミアム)で、2011年度の向田邦子賞とヒューゴ・テレビ賞奨励賞を受賞。2013 年、『ある女』で第57 回岸田國士戯曲賞を受賞。 |
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