舞台芸術を見る

平成28年
2月6日(土)　18:00
2月7日(日)　14:00
※受付開始／開演の45分前。
※開場／開演の30分前。

現代人と社会が抱える問題をモチーフに、繊細かつ骨太な作品づくりを行う劇団「烏丸ストロークロック」。ひとつのコンセプトを用いた小作品の上演を数年に渡って積み重ね、分厚く上質な作品を創り上げています。
『国道、業火、背高泡立草』は2013年に初演された劇団の代表作。伊丹・三重・広島の三都市ツアーで各地から賞賛を浴び、広島では追加公演が行われるなど、大きな話題となりました。今回は、劇団と3つの公共劇場が連携する「Re：クリエイションプロデュース」として本作を再演。過去に製作した連作短編もふまえて戯曲を大幅に加筆。東海・近畿・関東で活躍する新たなキャスト・スタッフとともに作品を進化させます。

輸送トラックが行き交う、国道9号沿いの町「大栄町」。昭和の高度経済成長期に土木利権で興おこったその町も、時代の移ろいと政治家の死によって過疎化が進んでいた。過去の栄華を取り戻すため、次の権力者擁立を企てる町議員選に人々が白熱していたある日、大栄町に大川祐吉が帰ってくる。
20年前、広大な山林を焼失させ、逃げるようにこの町を去っていった“ビンボーのユーキチ”が再び姿を現したことに人々は驚き、彼が国道を彷徨しているという不気味な報せに警戒する。みな、ひとえに、祐吉の復讐に怯えていた･･･。

経済に翻弄され金を追い続けた人物とその業。日本の宿痾しゅくあを架空の町から透かし見る烏丸ストロークロックの集大成にどうぞご期待ください。

チケット料金／
一般　　前売＝2,500円　当日＝3,000円
25歳以下　　前売＝2,000円　当日＝2,500円
【日時指定・整理券番号付自由席】

主催／公益財団法人伊丹市文化振興財団、伊丹市
助成／一般財団法人地域創造

平成27年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業