アイホールの活動
ナビロフト×伊丹想流私塾 交流企画 Visitors
虚空旅団『Voice Training』
極東退屈道場『ファントム』
空の驛舎『かえりみちの木』
伊丹想流私塾の卒塾生が、関西と名古屋の二都市でオリジナル戯曲を上演する企画、ナビロフト×伊丹想流私塾交流企画「Visitors(ビジターズ)」。アイホールでは、提携公演として、高橋恵(虚空旅団)、林慎一郎(極東退屈道場)、中村ケンシ(空の驛舎)がそれぞれ最新作を上演します。ご期待ください。
◆アイホールでの公演団体
▲虚空旅団/▲極東退屈道場/▲空の驛舎
空の驛舎『かえりみちの木』 作・演出|中村ケンシ 遠くで低く雷が鳴る。灰色の冬の空から雨が黒い線となって落ちてくる。山間の村。巨木はただそこに立っている。雨宿りをしている一人の女。都会からやってきた。行くのか戻るのか。女は雨を見つめながら思案に暮れている。 2018年3月 16日(金)19:30 17日(土)14:00/18:00 18日(日)11:00/15:00 ★チケット発売/2017年12月10日(日) 公演詳細準備中! 空の驛舎(そらのえき) 2003年、劇作家・中村ケンシを中心に結成。04年『すばらしいさよなら』で旗揚げ以降、28作品を上演。今回、初めて大阪・兵庫以外での公演となる。登場人物の内面に寄り添い、会話を積み重ねて、劇世界を構築。「ヒトとヒトの関わり」と「矛盾を孕む人間の、それでも生きていこうと不条理な世界に佇む姿」を描き続けている。 |
★参加団体 光の領地『振って、振られて』 作|くるみざわしん 演出|増田雄(モンゴルズシアター・カンパニー) 大阪公演/10月7日(土) @座・九条 詳細はfacebookをご覧ください。 |
■名古屋公演■
ナビロフト Visitors特設サイト こちら
僕は前々から、名古屋は日本の真ん中くらいに位置しているのだから、日本演劇界のハブ空港みたいになれたら良いのにと思っていました。そのためにすべきことはたくさんあり、少しずつそれに向かって歩みを進めていたのですが、昨年、ナビロフトというプラットホームの運営に携わることができ、さらにこのタイミングで、伊丹想流私塾との交流企画《Visitors》を開催できるということは、とても大きなことだと思っています。
伊丹想流私塾は、日本演劇界の中核を担う人材を次から次へと輩出している、凄い劇作家育成講座です。今回来名する四劇団はいずれも名古屋初登場、もちろん塾卒業生を座付き作家に持ち、現在、関西で大きな注目を集めている精鋭ばかりです。《Visitors》は、当地域の演劇界に大きな刺激をもたらし、関西と名古屋の都市間交流推進に大きく寄与することでしょう。そしてこの事業が、第二回目、三回目の《Visitors》に繋がり、さらには、関西以外からのビジターがこの地を訪れる道標となるよう、スタッフ一同頑張りたいと思っています。たくさんの皆様のご来場を願っています。
演劇は、アーティストだけでなく、観客の皆様や多くの協力者、劇場や稽古場などを含む様々な環境に支えられて成り立っています。関西から名古屋へ、名古屋から全国への礎となる《Visitors》を、どうぞよろしくお願いいたします。
ナビロフト 小熊ヒデジ
※ナビロフト…北村想が代表を務めた「プロジェクト・ナビ」 が、 同劇団アトリエとして 1994 年に開設。2003 年の劇団解散後は小劇場として独立。16年には体制を一新、〈地域に根ざし、全国とつながる劇場〉を目指し運営を行っている。
※伊丹想流私塾…北村想を塾長に迎え、アイホール(兵庫県伊丹市)で1996年に開講した戯曲塾。21年もの長きにわたって塾長を務めた北村氏がこのほど退任、今春よりあらたに「伊丹想流劇塾」として開講。
主催:Visitors 実行委員会、虚空旅団、光の領地、極東退屈道場、空の驛舎
共催:ナビロフト、Loft Plan
提携:伊丹市立演劇ホール
後援:名古屋市教育委員会
制作協力:名古屋演劇教室