舞台芸術を学ぶ

演劇 自主企画

伊丹想流劇塾 第2期

戯曲のおもしろさを探求し、演劇の奥深さを知る、
それが伊丹想流劇塾!
“塾頭”として塾生たちを率いるのは、関西演劇界を牽引する岩崎正裕。師範には先般、第62回岸田國士戯曲賞にノミネートされるなど実力派として活躍するサリngROCK。
二人のもとで、あなたにしか書けない唯一無二の作品を生み出そう!
来たれ! 未来の劇作家!


「劇塾」は戯曲の書き方を学ぶ場です。学ぶといっても、これが正しいという書き方を教えたりは出来ません。私もサリngさんも、正しいと言うことの恐ろしさをよく知っている現役の劇作家ですから、せいぜい現在の演劇状況の中で、あなたの方法が「あり」か「なし」かをジャッジする程度のことが出来るのみです。それすらも、日々更新される劇作スタイルが登場する中にあっては「なし」が「あり」になったりすることも折り込み済みだったりもする。要は劇作を志す人びとが集まって劇に向かうモチベーションを上げながら、研鑽を積もうという場なのです。一見、無責任に思えるこの文章から、自分の可能性を模索出来そうだと感じたあなた。そう、あなたこそが「劇塾」に待たれている人なのです。

岩崎正裕


戯曲を書くということは、自分自身を探して知っていくことでもある、と今の私は思っています。
自分が本当に考えていることを見つけてその考えを切実に大切に抱く、ということは結構難しくて、「常識」とか「世間体」とか「普通こうだから」とかの、正体のよく分からない何だか曖昧な「それっぽいもの」に何となく納得させられて(いるような気がして)、「普通はそんなことしないんだよ!」なんてつい言ってしまうものです。
でも、そんなつまらない頭の中のまま、残りの40数年を生きるのはちょっと辛いです。
だから戯曲を書きます。戯曲を書いて自分だけの思想を取り戻します。もし自分と周りに少しズレを感じていたら、一緒に戯曲を書きましょう。

サリngROCK


期間/平成30年6月~平成31年3月
【講義】6月~12月 原則的に月2回、隔週月曜日19:00~21:30(計15回)
※開講日・・・平成30年6月18日(月)
【公演】3月16日(土)・17日(日)
※平成30年1月以降の公演準備期間(改訂・稽古立ち合いなど)にも参加のこと。また、公演期間3月14日(木)~17日(日)は終日参加が望ましい。
応募条件/男女、年齢問わず。
募集人数/10名程度
受講料/56,000円

【特待生】
条件/2年以上の継続的な活動実績があり、かつ、伊丹想流劇塾で、より一層の研鑽に励みたいという有志に対し、塾頭並びに師範が特に認めた場合に限り「特待生」として入塾を認める。
募集人数/若干名
受講料/30,000円(初回納入)

【学生・ユース】
条件/学生及び25歳以下の者で塾頭並びに師範がとくに認めた者に限る。
募集人数/若干名
受講料/36,000円(2回分納)

 

講師

塾頭/岩崎正裕(いわさき・まさひろ)
劇作家・演出家・劇団太陽族代表・アイホールディレクター。『レ・ボリューション』で第1回OMS戯曲賞佳作を、『ここからは遠い国』で第4回OMS戯曲賞大賞を受賞。『それからの遠い国』が平成26年度(第69回)文化庁芸術祭優秀賞を受賞。

師範/
サリngROCK(さりんぐろっく)

劇作家・演出家・俳優。02年、劇団「突劇金魚」を旗揚げ。『愛情マニア』で第15回OMS戯曲賞大賞を、『金色カノジョに桃の虫』で第9回AAF戯曲賞優秀賞を受賞。『少年はニワトリと夢を見る』が第62回岸田國士戯曲賞にノミネート。

名誉塾長/北村想(きたむら・そう)
劇作家・小説家。これまでの執筆戯曲は200曲をこえる。代表作に『寿歌』、『想稿・銀河鉄道の夜』など。『十一人の少年』で第28回岸田國士戯曲賞受賞。『グッドバイ』で第17回鶴屋南北戯曲賞を受賞。

申込方法・お問い合わせ

所定の応募用紙に必要事項を記入し、「身辺雑記」(1,200字程度/A4サイズで統一)と82円切手を貼った返信用封筒を同封の上、アイホールまで郵送。
★応募用紙はこちらから[Excel][PDF]

特待生・学生&ユースでの受講を希望する方は下記追加提出書類も合わせてお送りください。
【特待生】
①劇作の履歴がわかるプロフィール
②執筆作品が実際に上演されたことを証する公演チラシ(過去2年分)
③上演戯曲一篇(未上演作品は不可・清書済のもの)
④③の公演企画書(キャスト・スタッフを明記したもの。)
【学生・ユース】
学生証あるいは年齢を証明する書類のコピー

二次審査/平成30年5月13日(日)午後
※塾頭・師範が選考。一次審査は書類、二次審査は面接による。
宛先/〒664-0846 兵庫県伊丹市伊丹2丁目4番1号アイホール「伊丹想流劇塾」係