2020 年6月24日(水)、7月22日(水)、8月19日(水)、9月16日(水)、10月12日(月)、11月11日(水)、12月23日(水)、令和3年1月27日(水)
各回19:00-21:30
受講生追加募集いたします。
「伊丹想流劇塾マスターコース」は課題提出を繰り返しながら長編戯曲を執筆する、劇作家養成講座です。
徹底した取材による端正な戯曲が高い評価を受けている高橋恵と、第64回岸田國士戯曲賞候補に選出された実力派ごまのはえ。経験豊富な現役劇作家の指導のもと、本格的な戯曲創作に取り組んでみませんか。
対象/長編戯曲執筆を目指すもの。劇作を手掛けた経験があり、さらにスキルアップを目指すもの。高校生以下不可。
内容/前半の講座では基本的なレクチャーとプロット、シノプシスづくりを行い、後半より本格的な執筆、添削、改稿をへて長編戯曲を完成させる。
募集人数/8人程度
受講料/24,000円(初回納入)
中島らもさん曰く「恋愛は日常に対して垂直にたつ」。恋愛に限らず、ある種の表現というものに出会ったとき、「垂直にたつ」時間を私たちは経験するのではないだろうか。
例えば生活の中で肉体や精神を歪ませるような出来事があったり、澱のようなものが蓄積されたりして、それを払拭するような表現に出会った時、言い当てられたような表現に出会った時、その表現は日常に対して「垂直にたっている」のではないかと私は思う。
演劇はそんな垂直にたっている時間を多くの人との関わりの中で創る作業だ。この上なく面倒で楽しい。戯曲を書くという行為は、垂直にたつ時間を言葉で設計する作業だ。意欲のある人には是非経験して欲しいと願う。
高橋恵
今の自分を語るとき、人は過去の出来事にさかのぼる。子供の頃こんなことがあったから今の私はこんな風だ…そんな風に過去の出来事と今の自分をつなげて語る。つなげるための糸があるとしよう。その糸がないと記憶はバラバラになり、自分が自分であることすら怪しくなるのかもしれない。そして私はその糸は物語を書くことで養われるのだと思っている。そんな自分のためのセラピーをこっそり忍ばせて、私は演劇の戯曲を書き続けてきた。良い物語は自己肯定につながったかもしれない。痛い物語はデトックスだったのかもしれない。これまであったことを掘り下げながら。これからあるであろうことに耳をそばだてながら。今日も戯曲を書いてます。一緒にがんばりましょう。
ごまのはえ
講師
講師/
高橋恵(たかはし・めぐみ)
劇作家・演出家。虚空旅団主宰。伊丹想流私塾第4期生。『誰故草』で第22回OMS戯曲賞大賞を受賞。主な作品にAI・HALL+岩崎正裕共同製作『フローレンスの庭』、ラジオドラマ『芽吹きの雨』など。ドーンセンター・女性芸術劇場『光をあつめて』や、メイシアターSHOW劇場『人恋歌~晶子と鉄幹』など、劇場主催公演への書き下ろしも多数手がける。
ごまのはえ
劇作家・演出家・俳優。ニットキャップシアター代表。『愛のテール』で第11回OMS戯曲賞大賞を、『ヒラカタ・ノート』で第12回OMS戯曲賞特別賞を連続受賞。『チェーホフも鳥の名前』で第64回岸田國士戯曲賞の最終候補に選出。また自身の作品創作と並行して様々な演劇ワークショップを各地で開催している。
申込方法・お問い合わせ
所定の応募用紙に必要事項を記入し、「身辺雑記」(1200字程度/A4サイズで統一)と 84円切手を貼った返信用封筒を同封の上、アイホールまで郵送。
なお、伊丹想流私塾/劇塾及びマスターコース修了生以外の方は、今までに執筆した戯曲一篇をあわせてお送りください。(応募書類は返却しません)
★応募用紙はこちらから[Excel]/[PDF]
二次審査/2020年5月24日(日)午前
※講師陣が選考。一次審査は書類、二次審査は面接による。
宛先/〒664-0846 兵庫県伊丹市伊丹2丁目4番1号 アイホール「伊丹想流劇塾マスターコース」係
お問い合わせ/
アイホール
TEL:072-782-2000
info@aihall.com