現代演劇レトロスペクティヴ
AI・HALL+内藤裕敬『二十世紀の退屈男』
関西小劇場の雄、南河内万歳一座の内藤裕敬が、現代演劇レトロスペクティヴに満を持して登場!
87年初演の自身の代表作『二十世紀の退屈男』を、劇団外で初上演します。
この作品の製作にあたり、出演者オーディションを開催します。ふるってのご応募、お待ちしております。
内藤裕敬よりメッセージ
せっかくの機会なので、できればイキの良い若手の方々と御一緒したいですね。
そう私が言うと、何歳くらいの方までOKですか、と必ず聞き返されるのね。
30? 35? てなことを言っているうちに、どうせ、どう見ても、どう転んだって40過ぎてる連中が「28歳です!」とやってくるに決まっとる。もう仕方がないからね、本人がイキの良い若手だと言い張るんなら、どう見てもオッサンだろうがオバハンだろうが目をつぶりましょう。そうなっちまうんだよな。
ドドーンと、ババーンと、ダダダンと、そういう内容の芝居を創るわけだから、その辺りを理解したうえでチャレンジしてね。
内藤裕敬
『二十世紀の退屈男』について
1987年初演、92年、04年と再演。六畳一間に暮らす青年の孤独と青春の残像をダイナミックかつセンチメンタルに描く佳品。第36回(1992年)岸田戯曲賞候補作。
オーディション概要
一次審査(書類)と二次審査(実技)で出演者を決定します。
応募資格: | ○18才以上35才くらいまでの男女(高校生は不可)。 ○俳優として活動を継続する意思をお持ちであれば演劇経験は不問。 ○2018年1月22日(月)~2月26日(月)までの稽古・リハーサル・上演に参加できる方。 ※稽古は、平日夜・土日祝14:00以降を予定、伊丹市内および大阪市西区で行います。 |
応募方法: | 以下の①~③を同封のうえ、郵送あるいは持参ください。メール・FAX不可。 |
応募締切: | 2017年7月9日(日)22:00必着 |
宛先: | 〒664-0846 兵庫県伊丹市伊丹2-4-1 |
出演時の 待遇など: | ○出演者には規定の出演料を支給します(交通費・食費込)。 ○チケットノルマはありませんが、公演宣伝のためにご協力をお願いします。 |
二次審査(実技) | 一次審査合格者のみ、以下の日程で行います。 日程/①2017年7月22日(土)15:30~順次 ②2017年7月23日(日)15:30~順次 会場/アイホール カルチャールーム ※応募申込書に参加可能な日程を記載ください(両日希望可)。 ※一次審査結果通知(郵送)にて参加日時をお知らせします。 |
公演概要
現代演劇レトロスペクティヴ
AI・HALL+内藤裕敬『二十世紀の退屈男』
初 演: | 南河内万歳一座(1987年) |
戯 曲: | 『内藤裕敬/劇風録其之壱』(ビレッジプレス) |
作・演出: | 内藤裕敬 |
公演日程: | 2018年2月22日(木)~26日(月) 計6回公演<予定> |
公演会場: | アイホール(伊丹市立演劇ホール) |
内藤裕敬(ないとう・ひろのり)
1959年生まれ。南河内万歳一座・座長。79年大阪芸術大学に入学し、故・秋浜悟史教授に師事。
80年、南河内万歳一座を『蛇姫様』(作・唐十郎)で旗揚げ。以降、全作品の作・演出を手掛ける。
また、様々なキャストにより再演を重ねている即興劇『青木さん家の奥さん』やKARA COMPLEX『調教師』(作:唐十郎、出演:椎名桔平・萩原聖人・黒木メイサ 他)や『すうねるところ』『ハルナガニ』(作:木皿泉、主演:薬師丸ひろこ)、『真田風雲録』(作:福田善之)の演出、『魔術』(出演:中山美穂 他)の作・演出など、劇団外での作・演出も多数。
2000年読売演劇大賞・優秀演出家賞。
「現代演劇レトロスペクティヴ」とは
1960年代以降の、時代を画した現代演劇作品を、関西を中心に活躍する演劇人によって上演、再検証する企画。現代演劇の歴史を俯瞰し、時代に左右されない普遍性を見出すとともに、これからの新たな演劇表現の可能性を探る企画です。
お問い合わせ/アイホール(伊丹市立演劇ホール)
TEL 072-782-2000 メール info@aihall.com
※9:00~22:00・火曜休館
主催/公益財団法人いたみ文化・スポーツ財団、伊丹市
企画製作/伊丹市立演劇ホール
平成29年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業
過去の現代演劇レトロスペクティヴ