舞台芸術を学ぶ

共催 演劇

世界演劇講座Ⅺ

平成28年6月20日(月)~平成29年2月20日(月)

申込締切
6月3日(金)必着

平成28年
6月20日(月)
7月18日(月・祝)
9月26日(月)
10月24日(月)
11月28日(月)

平成29年
1月30日(月)
2月20日(月)
各回19:15~21:00《全7回》

会場/カルチャールームB
対象者/年齢や演劇経験は問いません。
定員/25名 ※申込順
受講料/7,000円(全7回) ※各回1,500円。ただし、定員に達した場合はありません。

プレ講座(無料)
5月23日(月):世界演劇/思想史論の基礎―演劇史を体系的にどう捉えるか


演劇評論家・西堂行人が次代を担う演劇人育成のために立ち上げ、今年で開講10年目を迎える世界演劇講座。今年度は、ギリシア悲劇から19世紀末の演劇まで取り上げ、この長い演劇史を貫く主題として「女性たちのドラマ」を考えていきます。

これまで男性主導で進められてきた「歴史」に演劇はどう対応したのか。ギリシア悲劇やシェイクスピア作品に登場する高名なヒロインから、イプセン、ワーグナー、オスカー・ワイルドなど時代を代表する劇作家が描いた女性主人公に焦点を当て、演劇史で論じられてこなかった隠された文脈を探っていきます。

講座は、前半は問題提起のレクチャー、後半はビデオなどを見ながら、受講生とのディスカッションを中心に進めていきます。


第1回(6月20日):メディアは何に復讐したのか

第2回(7月18日):シェイクスピアは女性を差別したのか

第3回(9月26日):ラシーヌはギリシア悲劇に何を書き加えたのか

第4回(10月24日):イプセンは女性解放の旗手だったのか

第5回(11月28日):ワーグナーはオペラを革新したのか

第6回(1月30日):『サロメ』は世紀末に何をもたらしたのか

第7回(2月20日):女性たちのドラマは革命の演劇だったのか

※詳細はこちら


主催/世界演劇講座

講師

西堂 行人
1954年東京生まれ。演劇評論家。2016年3月に近畿大学教授を早期退職。70年代末からアングラ・小劇場運動に随伴しながら批評活動を開始。1980年代後半から海外の演劇祭などを視察し、独自の世界演劇論を構想。1990年より、ハイナー・ミュラーのプロジェクトを組織し、2002年と2003年に「ハイナー・ミュラー/ザ・ワールド」を金沢と東京で開催。同じく1990年より韓国との演劇交流に力を注ぎ、現在「日韓演劇交流センター」の副会長を務める。著書に『演劇思想の冒険』『ハイナー・ミュラーと世界演劇』『韓国演劇への旅』『現代演劇の条件』『劇的クロニクル』他多数。近著に『証言;日本のアングラ』、編著に『近大はマグロだけじゃない! Alternative KINDAI』がある。

笠井 友仁
1979年生まれ。宮城県仙台市出身。演出家。エイチエムピー・シアターカンパニー所属。NPO 法人大阪現代舞台芸術協会理事長。日本演出者協会会員。代表作に『ハムレットマシーン』(2002年)、『traveler』(2005年)、『Politics! Politics! Politics and Political animals!』(2010年)などがある。2005年に「日本演出者協会若手演出家コンクール優秀賞」受賞。2007年に京都芸術センター舞台芸術賞にノミネート。2008年にTheatertreffen(ベルリン演劇祭)のインターナショナルフォーラムに参加。2014年にアイホールにて上演した『アラビアの夜』の演出にて「文化庁芸術祭新人賞」を受賞。

申込方法・お問い合わせ

・世界演劇講座
 kasai.tomonori@gmail.com
・アイホール
 TEL:072-782-2000
電話またはメールにて以下の必要事項をお伝えください。
【必要事項】
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