令和2年
12月4日(金)19:00
12月5日(土)14:00
※受付開始・入場整理券の発行/開演45分前。開場/開演30分前。
串田和美が贈る小さくて壮大な物語。
それは小さな池のほとりの小さな四阿から始まった小さな演劇。
「みなさん 突然ですが、一人芝居をやってみようと思い立ちました」
2020年6月、串田和美さんが Facebookに書いた言葉です。
非常事態宣言で多くの劇場が休館するさなかのことでした。場所は長野県松本市にある公園の小さな四阿(あずまや)。題材は串田氏のライフワークともいうべきゲーテの『ファウスト』。
距離を取らなくてはならない、大声で話してはいけない、人に触れてはいけない…様々な制約の中で、舞台美術・照明・音響・制作・劇場…すべてをそぎ落として、観客と向かい合いました。配信が多くなる中、あくまでライブにこだわり、観客とともに作り上げることにこだわり、たったひとりで進めたこの企画は、非常に多くの反響を得ました。
未だ収束の兆しは見えませんが、今だからこそ、このミニマムで根源的なお芝居をどうぞお楽しみください。
■チケット/
前売・当日共通
一般 2,000円
ペア 3,500円
18歳以下 500円(当日要証明)
【日時指定・全席自由】
※未就学児童の入場はご遠慮ください。
■プロフィール
串田和美(くしだ・かずよし)
1942年生まれ。俳優、演出家、舞台美術家。まつもと市民芸術館芸術監督。芸術館を拠点に活動するTCアルプ座長。
1966年、吉田日出子らとともに劇団自由劇場を結成(後のオンシアター自由劇場)。『上海バンスキング』など数々の作品で人気を集める。85年~96年まで東京渋谷のBunkamuraシアターコクーン初代芸術監督を務める。2003年4月、まつもと市民芸術館館長兼芸術監督に就任(08年から芸術監督)。まつもと市民芸術館での主な作品に『信州・まつもと大歌舞伎』『空中キャバレー』『K.テンペスト』などがある。劇場を自由自在に使いこなす演出や地域を巻き込んだ企画など、“松本ならでは”の事業を次々と実現。16年には「Flying Theatre 空中劇場」、17年「トランクシアター」シリーズを始動し、劇場を飛び出しての上演にも精力的に取り組んでいる。また、コクーン歌舞伎や平成中村座の演出なども担い、高い評価を得ている。07年に第14回読売演劇大賞最優秀演出賞受賞。08年に紫綬褒章、13年に旭日小綬章を受章。15年には代表作のひとつである『スカパン』がルーマニアのシビウ国際演劇祭に正式招聘され、同年にシビウ・ウォーク・オブ・フェイム賞を受賞。
企画制作:まつもと市民芸術館
主催:文化庁、公益社団法人日本芸能実演家団体協議会、
(一財)松本市芸術文化振興財団
文化庁令和2年度戦略的芸術文化創造推進事業「JAPAN LIVE YELL project」
作・演出・出演等
作・演出・出演/
串田和美
チケット取扱・お問い合わせ
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窓口販売
電話予約 072-782-2000
★9:00~22:00/火曜休館