岩崎正裕率いる劇団太陽族の代表作であり、
90年代演劇の傑作のひとつである『ここからは遠い国』(1996年)。
95年に起きたオウム真理教事件を題材に、家族のつながり、
他者とのかかわり、本当の幸せ、生きる意味、という普遍的な問いを
投げかける作品として高い評価を受け、繰り返し、各地で上演されてきました。
あれから16年。歳月を経て、ますます広がる格差とともに、
人びとは他者への寛容を失いつつあります。
劇団太陽族の最新作は、この国の現在をあの物語から射抜く
岩崎正裕の書き下ろし。
『ここからは遠い国』のその後を描く新作、『それからの遠い国』、
ご期待ください。 |