ニットキャップシアター第30回公演
『さらば箱舟』 【公開:ATG映画(1984年)】  ⇒archives
作/寺山修司 構成・演出/ごまのはえ 振付/佐藤健大郎
出演/門脇俊輔、高原綾子、澤村喜一郎、市川愛里、織田圭祐、藤田かもめ、ごまのはえ、佐藤健大郎、藤本隆志(てんこもり堂)、池川貴清(悪い芝居)、落合一朗、黒木夏海、佐藤都輝子(劇団とっても便利)、辻智之、中島真央、古屋正子、和田華子(ツバキの華)


日時
2012年2月
10日(金)18:30  
11日(土)13:00★/18:30  
12日(日)13:00☆/17:00
★2月11日(土)13:00終演後、九條今日子さんをお迎えしてシアタートークを開催します。


レクチャー/「寺山修司と百年の孤独」

ガルシア=マルケスの小説『百年の孤独』に影響を受け、寺山修司が上演した舞台版『百年の孤独』。そして舞台版を基にした映画『さらば箱舟』。この三作品を比較するレクチャーです。
再演不可能と言われた天井桟敷公演『百年の孤独』の映像資料と戯曲を参照しながら、寺山修司がどのように小説『百年の孤独』を受容したのか探ってゆきます。

実施日 3月3日(土)16:15~17:15(予定)
※A級MissingLink『悲惨な戦争』(14時開演、18時開演)の観劇と併せてご参加いただけます。
解説者 ごまのはえ
場所 アイホール カルチャールームB
料金 無料(要予約)
※予約フォームはこちら
申込・問合せ ニットキャップシアター info@knitcap.jp Tel.090-7118-3396
アイホール Tel.072-782-2000
 
好評につき全日程前売券が完売いたしました。
これを受け、追加公演をおこなう運びとなりました。
追加公演は、2月12日(日)17:00開演

料金
一般/前売3,000円 当日3,300円
学生/2,500円(前売・当日共)
[日時指定・全席自由]
※未就学児入場不可。
チケット発売日
2011年12月10日(土)寺山修司誕生日
チケット取扱い
◯ニットキャップシアター ウェブ:http://knitcap.jp 電話:090-7118-3396
※1月23日(月)まで入場整理番号付前売券を販売。劇団よりチケットを郵送いたします。1月24日(火)より当日精算でのご予約となります(サイト、TEL共)。
◯AI・HALL(窓口・電話予約)電話:072-782-2000
※2月9日(木)まで入場整理番号付前売券を窓口販売。電話予約は当日精算となります。

前売券ご購入のお客様から優先入場とさせていただきます。
当日精算でご予約のお客様は、その後のご入場となりますので、予めご了承下さい。

劇団問い合わせ
電話:090-7118-3396 メール:info@knitcap.jp ウェブ:http://knitcap.jp

【演出より】 演劇をやり始めて15年、洗礼を受けた大学の劇団は、唐十郎を信奉する唐派と、キャラメルボックスに真っ直ぐなキャラ派に別れていて、私はキャラ派の後藤田正晴と呼ばれていた。 そんな私が寺山をすると知ればかつての論敵は、なんと言うだろう。なぜか唐派の面々はお坊ちゃんが多かったから、はるばる「剣菱」一本ぶらさげて楽屋見舞いに来てくれるかもしれないな、あの独特の言葉遣いは今どうなっているんだろう。 楽しみだ。 もちろん唐十郎と寺山修司は違うけど、それは成井豊と高橋いさおより違うけど、当時はあんまりわかっていなかった。正直、今もあんまりわかってない。でも勉強すればするほどわからなくなるし、私はすぐに媚び売る性格だから、わからなさを逆に尊敬しだしても嫌だし、だいたいの所で現場に入らなくては、と、思ってる最中です。2011年10月15日上演台本作成中。

ニットキャップシアター ごまのはえ


寺山修司
詩人、劇作家、演出家、歌人、映画監督、競馬評論家。 1967年、演劇実験室「天井棧敷」を設立。「見世物の復権」を掲げ、〈市街劇〉等、多種多様な実験作品を次から次へと世に送り出し、演劇の「制度」を揺るがし続けた。世界屈指の前衛劇団として国際的に活躍中の83年、47歳で急逝。


ニットキャップシアター
京都を拠点に東京、愛知、福岡、札幌、上海など各地で公演をおこなう。一つの作風に安住せず、毎回その時感じていることを素直に表現することを心がけているが、最近作「ピラカタ・ノート」では表現団体として新たな胎動を感じさせると評価された。


ごまのはえ
1999年 ニットキャップシアター旗揚げ
2004年 『愛のテール』で第11回OMS戯曲賞大賞受賞
『男亡者の泣きぬるところ』で「新・KYOTO演劇大賞 金賞」(劇団)
2005年 『ヒラカタ・ノート』で第12回OMS戯曲賞特別賞を連続受賞
同作で「新・KYOTO演劇大賞 大賞・観客賞」受賞(劇団)
2007年 京都府立文化芸術会館の『競作・チェーホフ』の『結婚申込』で「最優秀演出家賞」を受賞
上演コント集『ニットの世界』で「カラフル2 ちくさ座賞」(劇団)
ニットキャップシアター初の海外公演、上海公演を行う
2009年 『サルマタンX vs ドクターベン』で「カラフル3 コンカリーニョ賞」(劇団)