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初演時のチラシ
ほぼ正方形の寸法。裏面には、日本列島の大都市に「そよそよ族」が発生増殖中! として、別役実の自著による「そよそよ族的兆候」の氾濫しているさまを、あたかも事実のように展開している。『虫づくし』など後の『づくし』シリーズを彷彿とさせる文章。 |
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パンフレット
こちらは初演時のパンフレットの表紙と目次。現存する資料が僅少のため、カラーコピーとPDFファイルでご提供いただきました。 |
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別役実のコメント
「街との対話」と題された作者本人によるコメント。当時、興味を持っていた「街」についての自論を展開。 |
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寄稿コメント
近世演劇研究者の今尾哲也、演劇評論家の渡辺保、詩人の白石かずこからの寄稿。それぞれ、別役実の作風、寓話性、『そよそよ族の叛乱』について語っている。 |
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豪華出演者たち
初演時の探偵X氏は、伝説的人気時代劇『水戸黄門』の初代黄門様、東野英治郎。女事務員は栗原小巻、死体処理係には名脇役の河原崎次郎という、今では考えられない豪華さ。 |
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ポストパフォーマンストーク?
「舞台と客席の会話 『そよそよ族の叛乱』をめぐって」と題された広告。7月18日のマチネが終演した後にスタッフ・キャストが揃って出席し、観客と共に会話をするという催しの案内。今ではスタンダードとなった本編上演後に催されるトークイベントの先駆けではないだろうか。 |
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あらすじ
1P丸々使って書かれたあらすじ。いわゆるネタバレな部分を巧みにかわし、物語の細部まで丁寧に書かれている。 |
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スタッフ
スタッフクレジット。概ね劇団内で人員を賄っていたと見受けられる。舞台監督助手に現在俳優として活躍する阿藤海(現:阿藤快)の名前もある。 |
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過去の別役実作品の舞台写真①
パンフレット内には過去の別役実作品の写真が掲載。『AとBと一人の女』(左)と、『アイ・アム・アリス』(右) |
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過去の別役実作品の舞台写真②
こちらは『スパイものがたり』(左)、『マッチ売りの少女』(右)。 |
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過去の別役実作品の舞台写真③
『街と飛行船』(左)、『象』(右)。別役実は1970年に「『街と飛行船』と『不思議の国のアリス』その他の脚本」で第5回紀伊国屋演劇賞の個人賞を受賞している。 |
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以上、敬称略。