7月5日(日)14時の回、終演後のシアタートークに、木冬社に所属し、清水作品に多数出演された新井理恵さんに出演していただきます。清水邦夫の世界観に直接触れた新井さんのトーク、お見逃しなく!

新井理恵(あらい・りえ)

1971年東京生まれ。明治大学文学部演劇学専攻卒。文学座附属演劇研究所(33期)を経て、94年、『悪童日記』(作:アゴタ・クリストフ/劇化・清水邦夫 演出:清水邦夫・松本典子)より木冬社に参加。以後、木冬社最後の公演となった2006年『行きずりの人たちよ』(作:清水邦夫 演出:清水邦夫・松本典子)までメンバーとして清水邦夫、松本典子らと活動を共にする。

木冬社活動停止後も、12年リーディングシアター『エレジー -父の夢は舞う―』(多摩美術大学・世田谷文学館 共同研究 『清水邦夫の劇世界を探る』第二弾 演出:萩原朔美)、14年レクラム舎公演『戯曲冒険小説-歳月よ、老いさらばれた姫たちよ-』(演出:喜一朗)など清水作品に参加。
現在は女優、声優としてZAI OFFICEに所属。

8月8日(土)14時の回、終演後のシアタートークに、演劇評論家の西堂行人さんをお迎えします。『阿部定の犬』初演を観て、演劇評論の道を志した西堂さんからどんなお話が聞けるか、ご期待ください!

西堂行人(にしどう・こうじん)

1954年東京生まれ。早稲田大学文学部卒(演劇専修)。同大学院中退。
78年より劇評活動開始。60年代以降の「アングラ・小劇場演劇」を軸に、世界演劇にも関心を広げる。90年よりハイナー・ミュラーの研究団体HMP(ハイナー・ミュラー・プロジェクト)を結成、連続シンポジウムを多数開催。世界演劇講座へ発展する。また90年より韓国演劇との交流を深め、2000年より日韓演劇交流センターの創設に関わり、現在副会長を務める。国際演劇評論家協会(AICT)日本センター」元会長。読売演劇大賞、朝日舞台芸術賞、京都賞の選考委員を務めた。
批評活動を展開するかたわら、雑誌編集にも数多く関わり、2004年から第二次「シアターアーツ」を再創刊する。現在、伊丹アイホールにて「世界演劇講座Ⅹ」を開講中。
主な著書に『演劇思想の冒険』『小劇場は死滅したか』『ハイナー・ミュラーと世界演劇』『韓国演劇への旅』『劇的クロニクル』『現代演劇の条件』『演劇は可能か』など多数。近刊に『日本のアングラ』を予定。